翡翠のカヴィリエーレ 歌詞
慈しみ深き 罅(ひび)割れた闇に 幻影を掻き消すように
戒めの叫び 紫の祈り 薔薇となり咲き乱れて
力尽きる旅人 瓦礫の下 朽ち果て
光りを求め彷徨う 誰もが望んだ空 神に祈れば
終わりなき物語の静寂 潜む抗える者 嘆きの調べ
誘(いざな)う術(すべ) 翡翠の眠り目覚め今は 鎖に繋がれた 囚われの身は
時が過ぎてゆくだけ 忍び寄る足音 次第に近づく
荒れ狂う波に 飲み込まれてゆく 浅はかな野望は沈み
戦いの末に 語られる神話 棘となり心を刺す
傷は深く刻まれ 黒き標(しるし)導き
幻の歌 讃えよ 真実 望めば今 神に背いて
蘇る目に見えない邪心王 叫び許し請う者 翡翠の鎖
歪む大地響けば 僕(しもべ)達の笑い 恍惚 絡み合い 縺(もつ)れる予言
月は堕ちて 孤独に嘲笑う 宴は今宵も覚めない
聖なる杯に捧げるための泉
身を委ねるとき 賛美の月夜 大いなる意志を抱いて
終わりなき物語の静寂 潜む抗える者 嘆きの調べ
誘う術 翡翠の眠り目覚め今は 鎖に繋がれた 囚われの身は
時が過ぎてゆくだけ 罪と罠 救いの祈りは届かず