風待ち月に吹く風は 歌詞
静けさの中の 美しき砂紋(さもん)
一途(ひたす)ら佇む 石の燈籠
乱れることなき その哀しさよ
我身を重ねて しまう
いつも 光と影とは
いつも 背中合わせなままで
理想の自分と 臆病な自分とが
切りはなせず 孤独に逃げ込んだ
風待ち月に吹く 風のように
優しさを運んでくれたのは あなた
ただ 明日に向かう それでいいと
そっと 教えてくれた
ひらり舞い上がる 絵扇の蝶
甘い香り放つ 蒔絵(まきえ)の白百合(ゆり)よ
生命を吹き込む あなたの仕草
憧景(あこがれ)を込めて 慕う
いつも 鏡の中とは
いつも 向かい合わせなままで
閉じ込めた夢と 解き放ちたい夢
手をのばせば 自由になれるはず
風待ち月に吹く 風のように
戸惑いを包んでくれたのは あなた
ただ 自分を生きる それでいいと
そっと 微笑みくれた
・・・あなただけを慕う その想いが
私を生きてゆく 勇気となるから
あなただけが望む 私になろう
それが 私の願い・・・
風待ち月に吹く 風のように
優しさを運んでくれたのは あなた
ただ 明日に向かう それでいいと
そっと 教えてくれた