蒼月のセレナータ 歌詞
夜風はギターラ
長くのびた影を つま弾いて
窓辺に浮かぶ 蒼い月が
朧(おぼろ)な気分にさせる
氷のトレモロ
薄くなった琥珀 注ぎ足して
熱をなくした クレッシェンド
戦(いくさ)の後のつかの間
乾杯よ ひとりごと
ならんだ寝顔見てる
らしくない そう呟いて
とうに忘れてた 微かな記憶
思い起こさせる 恋の手ほどきも
ほんの気まぐれだけど
悪くない そう微笑んで
ありふれた出会い でも特別で
いつもなら邪魔な 心つまみに
今夜だけはセレナータ
ピアノに座って
懐かしい旋律 蘇る
音も立てずに 指でなぞる
ハッピーエンドなソナタ
乾杯よ ひとりごと
次の朝が来るまで
らしくない そう呟いて
無口な相槌 革の表紙と
幾つもの時代 駆け抜けたけれど
ほっておけない奴ら
悪くない そう微笑んで
まだ足手まとい でも上出来さ
ひたむきさだけは 褒めてあげるわ
夢の中へセレナータ
らしくない そう呟いて
とうに忘れてた 微かな記憶
思い起こさせる 恋の手ほどきも
ほんの気まぐれだけど
悪くない そう微笑んで
ありふれた出会い でも特別で
いつもなら邪魔な 心つまみに
今夜だけはセレナータ