仏滅 歌詞
浴衣の君が自慢で
いつも祭り連れ出したね
鼻緒が切れて転んで
泣き出す君をおぶったよ
境内の木の陰で
告げられたさよならに
思い出を絵馬に書き 納めたね
蝉時雨の中 かき消されてく
僕のつぶやき 君の言い訳
八月の空が 見えないくらい
生い茂った 木々たち
不幸な僕の始まり
アパートさえ追い出された
当てにならない神さま
さい銭箱に五円玉
都会へと夢を追い
旅立った君だから
嫌われたわけじゃない 慰めか
一年が過ぎて 署中見舞いで
僕は知ったよ 君の結婚
届いたその日は 大安なのに
消印は仏滅
吉日大安 厄日仏滅
僕の不幸が 君のしあわせ
思い出すたびに 神籤(みくじ)を引けば
待ち人は来たらず