ランタノイド 歌詞
切り取られた夜の底
引き出しに憂鬱をしまって
きっとうまく眠れないんだろうけど、
おやすみ
真夜中の街を徘徊して日付が変わった
カラスも眠ってた
君も立ち止まった
見たこともない痛みで胸が灼けた
吹けば飛ぶようなあの頃の僕は
同じ今日を繰り返してたね、思い出す
あの夜ずっと心は凍えながら焦げついていた
明日、君は知った
淡い感情の形に名前があることを
寂しさのあたたかさを朝のつめたさを
明日、君は知った
頼りなく咲いた光に名前があることを
暗い一歩を照らしていける
ランタンのような明るさで
些細な言葉ひとつが火傷みたいだ
余韻が再放送
残酷な早送りの葛藤
戸惑いと世迷言はどうしよう
行き場のない火花の凍傷
見つめることは傷つくことで、
愛することは弱くなることだ
それでもいいよ
綻ぶほどに次第に優しくなれる
昨日、君は知った
ランタンには燃料が要るから
よく聞いて、
失うよ、手放すよ、
泣き止まなくていい
明日、君は知った
足掻いて揺らいだ轍に名前があることを
暗い一歩を照らしていける
ランタンのような明るさで