千夜想歌 歌詞
いつだって覚えていたんだ
泣いているような笑顔を
どうしたって忘れられなくて
後悔は募っていくばかり
善と悪 白と黒が
混ざり合った世界で
美しく澄んだ瞳
羨む想いを
穴の空いた心臓で
夜が明けるのを待つ
離れた心を繋いで
二度と千切れないように
言えなかった言葉を抱いて
幾千の夜を越えたんだ
消えない 消えない
笑顔だけが揺れている
絶望に塞がれた深更
再会を誓った東雲
いつか全部灰になって
全てを忘れるのだろうか
光輝と混濁の狭間で
たったひとつ確かなのは
「信じる」と伝えたこの
胸の震えだけ
触れ合った手の温もりが
ずっと熱を持ったまま
届かない叫びの先で
今でも待っているのなら
言いたかった言葉を抱いて
幾千の朝を渉るんだ
ただそっと隣に
それだけで良かったのに
混乱し続ける世界に
ただただ流されて
抗えない想い達が
水面に漂う
美しくあろうとしたんだ
どれだけ無様でも
か細い身体振り絞って
傷だけ増えていく
遥か先の
蜃気楼に似たあの情景
揺れる心のままで
夜明け前を僕らは征くんだ
ずっと
離れた心を繋いで
二度と千切れないように
言えなかった言葉を抱いて
今日もまた夜を越えたんだ
届かない叫びの先で
今でも待っているのならば
言いたかった言葉を抱いて
幾千の朝を渉るんだ
消えない 消えない
笑顔を標に変えて