黒蝶夢想 歌詞
雨は降りやまない
もう空には戻れない 堕ちるだけ
求めることは狂気 この翅(はね)は罪の色
闇に終焉(おわり)はない
差し出す手を汚すだけ やめてくれ
無防備な微笑みに 否(いな)むしか 術もない
きっと君のせいだね
バラバラに壊れた 約束も
「大丈夫だよ」と 嘘ついたあの日も
想い出させる
永遠だから絶望なのか・
嗚呼、はじめから間違ってたのか?
無理矢理 奪う口吻(くちづけ)だけが
君に触れた 僅かな真実
こぼれてく 記憶の欠片
すこしだけ 君が憎いよ
雨は降り続くよ
水面に爪たてるよ(う)に いつまでも
歪んだ水鏡に ヒカリなど映らない
君は舞い立つ蝶々
泣きじゃくり それでも まっすぐに
奇跡のように 羽ばたくその姿
ひどく愛しい
たどりついても絶望なのか?
底の見えない 時の奈落か?
叶うことなき 願いを抱いて
夢を見るよ 愚かな夢を
永遠だから絶望なのか?
嗚呼、はじめから間違ってたのか?
無理矢理 奪う口吻(くちづけ)だけが
君に触れた 僅かな真実
たどりついても絶望なのか?
底の見えない 時の奈落か?
時を戻して 君に逢いたい
夢を見るよ 優しい夢を
旅立ちのその時がきた
ほら、やがて雨もあがる
……その蝶はたどりつけたか?
……最期には微笑(わら)っていたか?