瑠璃ノ空へ 歌詞
空へ 空へ
高き空へ向かひ咲きし花よ
季節(とき)の擾乱さへ踏み越へて
咲け 艶(あで)やかに
振り向きもせず 花は咲ひて散りゆく
其の生き様 いと強く潔く 愛ほしき人が如
あゝ されども背負ふ夢はあまりに重く
ただ見守るもどかしさ 此の胸に藏(しま)ひて今宵も祈る
運命 分け合ひたひ もし赦されるなら
明日の手がかりは 其の背中 終(つい)の刻まで
空へ 空へ
瑠璃の空へ向かひ開く夢よ
闇に燃え盛る夜桜よ
咲け 鮮やかに
出逢いしあの日 瞼思わず伏せた
その瞳の いと深き揺るぎなき厳しさに射抜かれて
あゝ 強き眼差し 今は見つめ返せる
吾が往く道 此処に在り さう胸に 覚悟を刻みしゆゑに
未来を捧げます もし叶ふのならば
命投げ出すも厭(いと)はなひ 貴方の為に
空へ 空へ
昏き空へ向かひ両掌合わす
未だ明けやらぬ此の世界
咲け 吾が願ひ
かぼそひ月が まるで空の傷痕のやうで
ふと慄いて怖れ打ち消す ただ目を閉じて
空へ 空へ
瑠璃の空へ向かひ咲きし戀よ
そっと燃え盛る火桜よ
咲け 永遠(とこしへ)に
空へ 空へ
高き空へ向かひ咲きし花よ
時代(とき)の擾乱さへ踏み越へて
咲け 艶(あで)やかに