海へのいざない 歌詞
太陽に見つめられると
海は嬉しそうだ
粉々にしたプラチナを
無数に流し込んだみたいに煌めいて
海は、ときに優しく
ときにやんちゃな
波を打ち寄せる
でも、太陽に無視されると
海は、ふいに冷たい表情になる
空を覆ういびつな雲
そんなとき海は
しん、と沈黙し
ときに悲しみのあまり
涙そのものになり
ときに、獰猛(どうもう)にさえなる
そうだ
僕の中にも海があって
さざめく波がある
そこには、まだ僕自身さえ知らない
きらびやかに踊るサンゴや
道化師のような魚や
毒を持った海蛇さえ
息を潜めているのかもしれない
だけど
これだけは、知っている
たったひとつの太陽が
僕の海を彩り、輝かせ、そして沈ませることを
そうだ、
これだけは、知っている
君のまっすぐな瞳が
僕にとっての黄金の太陽だってことを
どう、来てみないかい?
僕の、海へ!
真夏の、海へ!!