Singer
integral integral 歌詞
足元をみたす暗い海と ひとみに映るまぶしい空と
悲しみの数を刻み込むような その爪痕だけを覚えている
やわらかな胸元にひとつまたひとつ あざやかな花が咲き始める
根は深く骨を断ち 熱を奪ってゆく 花びらは終わりを知らせる
耳元でひびく誰かの声 いくら叫んでも届きはしない
失われてゆく奪われてゆく 色あせるように みな消えてゆく
望んでも叶うことはないと あらがう果てにすべてを知った
絶望のふちに張りつめている 糸が切れるときの音色をきく
朽ちかけた目の前をひらりまたひらり つややかな蝶の影がまたたく
その羽はどこまでも落ちてゆきそうな 暗闇の色をしている