蜃気楼 歌詞
傷だらけになった腕を 精一杯伸ばし
全てを手にしようとしてた
干からびた心の奥で
僅かに残る罪悪感(いたみ)を
押しつぶすように目を閉じる……
薄れた古すぎる記憶とともに
遠ざかる全てがかすんで見える
不自然にゆがんだ景色
叶うことない夢をまた目指して
鳥がゆくその先は ゆれる蜃気楼……
憎しみだけが住む心に
僅かに触れた優しさを
気づかぬフリして 突き放す
一人で歩けなくなりそうだから
誰かがくれた笑顔に 背を向けてしまえ
いつか失うものならば……
壊し続けた絆の欠片だけを
一握りだけ胸のポケットの中へ……
心に広がる砂漠 今 潤すのは
時折零れた涙
精一杯伸ばした 傷だらけの腕
受け入れてくれるのは 揺れる蜃気楼