幻燈蝶蛾十六世紀 歌詞
いたはしや老の身の
手馴れし剣に
力こめしも
老いたる腕のあわれなる
覘は外れて太刀風に
よろめきまろぶ
老人よ!
唸る太刀風
トロイの城楼
燃ゆる頂上
雷火と砕け落ちければ
ビーラス暫く
耳聾ひたリ
見よ! 白頭の老爺!
斫らんと上げし
剣は空にとどまりて
ピーラス立縮む
ピーラスやがて敵意を復し
血汐したたる血刀を
老王めがけて打下す!